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SEKIRO-隻狼-の登場人物を語りたい①

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どうも、今回はSEKIRO-隻狼-の登場人物の魅力について語ります。

多くのキャラクターがいますが、今回はその中でも物語のカギを握る重要キャラクターにフォーカスを当てます。

なるべく未プレイの人でも楽しめるようにしますが、多少のネタバレは含まれますので、ご了承ください。

 

 

 

 

 

【狼】

 

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 隻狼の主人公。九郎に仕える忍びです。

元々は身寄りのない孤児で、戦場で物盗りをしていたところを梟に拾われて忍びとなります。梟に叩き込まれた鉄の掟によって行動し、九郎に忠誠を誓い仕えていたのも、最初はあくまで掟の一つ「主は絶対。命を賭して守り、奪われたら必ず取り戻せ」に従ってのこと。しかし、物語が進むにつれ、狼の心情に変化が訪れます。そして終盤のとある選択によって狼と九郎の運命が変わります。

ストーリーが始まる三年前、狼は一度何者かに殺され、九郎を奪われてしまう。その時に九郎から竜胤の呪いを受けることによって不死となります。

片腕がないのは奪われてから三年後(つまり現在)、九郎を連れ戻そうとしたところを葦名弦一郎に敗れて腕を斬られたから。その後、仏師から忍義手という絡繰りの付いた義手を手に入れます。

「隻狼」と呼ぶのは実はとある人物だけです。名付け親もその人。

性格は忍びらしく感情表現はほとんどなく、敵に対して情けを抱かない冷酷な部分もあるが、親しい人の死を悼んだり、大量の銭袋を見て僅かながら微笑んだりと人間らしいところもあります。

素直なところもあり、意外と皆にからかわれたりします。不愛想だけどどこか憎めない、それが狼です。(他キャラクターとの絡みは各キャラの説明時に語ります)

狼は自分のことは語りませんが他の人のことはけっこう訊いたり、お米を生米のまま食べたりとお茶目な一面もあって狼っていうより犬って感じ。また、情が深く人を想う優しさも併せ持つので、忍びとしては失格、だけど人としては正しいのも人気の一つでしょう。

 

【九郎】

 

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狼の主。竜胤を身に宿す一族の末裔で、「竜胤の御子」とも呼ばれます。

人の在り方を歪めてしまう竜胤を忌避しており、それを終わらせるための不死断ちの方法を探しています。

竜胤によって死なない上、血を流すこともありません。ストーリーはこの力をめぐって争いが起こってる感じです。

天涯孤独の身で、唯一自分に仕える狼に強い信頼を抱いていて、狼が必ず助けてくれると信じ続けています。

まだ子供ですが、大人が顔負けするほど肝が据わっており、自分の芯をしっかりと持った聡明な人物。しかし、お菓子作りが好きで御子という立場でありながら炊事場に忍び込むなど、可愛らしくこどもっぽい一面も。

中性的な見た目から情報が初解禁された当初は声がなく、どっちなのかよく議論されてましたね。声を聴けば分かりますが男の子です。

隻狼にはエンディングが四つあり、そのいずれも九郎は大きく関わってきます。というか狼と九郎がどうなるかです。「竜の帰郷」以外は個人的にはバッドエンド。しかし正史はそのバッドエンドの内の一つだと思っています。

九郎のエピソードでオススメなのはやっぱり「竜の帰郷」ルートの途中のイベントですね。詳しくは書きませんが、隻狼の話とは思えないほど狼と九郎のほっこりエピソードがあります。狼の「美味い...!」と九郎の「そうであろう、そうであろう!」で悶え死ぬ。

 

【薬師エマ】

 

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一心に仕える女薬師。ソウルシリーズでいう「火守女」のようなポジションです。

 回復薬をくれたり、「竜咳」という狼に関わった人物が罹る病の治療法を発案してくれます。進む道を教えてくれる時もあったり。

もちろんストーリーに大きく関わってきて、事あるごとに話が変わるのでボスを倒したりストーリーが進んだと思ったら積極的に話しかけましょう。とあるエンドではメインで話が進みます。

また、時折手に入るアイテムの酒をあげられるNPCの一人です。お酒の種類は四種類で、それぞれ違う会話が聞けます。特にストーリーには関係ありませんが、エマの過去のお話が聞けます。隻狼の世界を深く知るには必ず全種類あげてみましょう。あと反応が可愛い。

振舞いは物静かで大和撫子を感じますが、薬師ということもあってか、未知の病への興味関心が隠しきれなかったりと意外と好奇心は高め。また、とても優しい性格で常に皆のことを案じています。もちろん狼のことも。

狼とのやり取りはザ・大人って感じ。どんな話をしてもヒートアップすることはなく、お互い常に冷静に淡々と会話を続けます。お酒の会話では狼を少しからかったり、とあるエンドでは狼の身を案じて嘘をついたりと、これは隻狼のキャラクター大体に言えることですが、人間らしさがしっかりと感じられるのが良いですね。エマは隻狼の中で数少ない女性キャラなので人気もかなり高いです。

 

【仏師】

 

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荒れ寺(拠点)でひたすら鬼仏を彫る老人。名はエマが古い名と言っていたのでおそらく猩々(しょうじょう)。

しかし面白いのが人によって呼び方が違うこと。狼は「仏師殿」と呼び、今回は紹介しませんが死なずの半兵衛は「隻猩」、エマは基本「仏師殿」で、仏師と二人きりで会話するときに「猩々」と呼びます。

 仏師の正体は忍びです。忍びの名は「飛び猿」。「落ち谷」という猿が住む場所で修行をしていて、また、見た目がそれらしいからでしょう。

過去に人を斬り続け、ただ斬る悦に心を囚われ続ける「修羅」に落ちかけたのをとある人物に救ってもらいます。その時に左腕をなくします。忍び、隻腕、、、もう分かりますね。狼が貰った忍義手は元は仏師のです。忍義手に詳しいため、忍びの技だったり忍義手の扱い方を教えてくれたり強化をしてくれる役割を果たします。

仏師もお酒を渡せる人物であり、色々な話を聞けます。また、仏師のところにエマがいる場合は荒れ寺の裏側から盗み聞きが出来ます。機会は少ないので気付いたらしてみてください。

仏師はとにかく渋い。そして前作があれば主人公だったであろう過去のお話が盛り沢山です。ぶっきらぼうな態度ですが、会話の所々に哀しさや優しさがあり、イラストからは想像できないほど人気です。特にストーリーの最後の仏師を見たらもう、、、ね。

 

【葦名一心】

 

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 たった一代で葦名の国を興した通称「剣聖」。

葦名で最も強い剣士で葦名の国内外問わず恐れられ、年老いた今もなお、内府は一心を恐れて中々攻め入れないほど。現在病に伏せてはいるが、内府が送った刺客の忍びを倒す程度には動けています。

 国盗り戦の葦名衆と呼ばれていますが、実際には元々暮らしていた土地を盗り返しただけ。葦名には「源」から流れ出ずる水がある特別な地で、それを祀っていました。しかし、強い民ではなかったので蹂躙され、長い間服従を強いられてきました。それを変えたのが一心というわけです。

一心は国の存亡が掛かっている今でも竜胤の力を使うのには否定的で、弦一郎の行動を案じています。

お酒を渡せる人物は仏師、エマ、そして一心。この三人です。それぞれ違うことを聞け、お酒も(大変だけど)一周目で全て集められます、、、確か。

一心はとにかく朗らかで豪快な性格。そして人を見抜く力もあります。剣聖時代は強さを貪欲に求め続け、葦名流という流派を作り上げました。そしてたまに道場に顔を出しては皆をのしていくなど、かなりの戦闘狂っぷりがうかがえます。

フロムの老人は強くてかっこよく、一心はその筆頭だと思ってます。剣を交えることがありますが、正統派の剣戟で最高に強いのでゲーム内だけでなく、プレイヤーからも絶大な人気を誇っています。

 

【葦名弦一郎】

 

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 葦名一心の孫。本作のライバル的なポジションです。

孫と言ってますが、実際には市井の生まれで血は繋がっていません。しかし、葦名の国は弦一郎にとって全てであり、葦名を想う思いは国一番です。そのため国を守るためならばどんな手を使うことも厭わず、その結果辿り着いたのが竜胤の力で不死となって戦い続けるということ。

つまり隻狼というゲームは国を守るために竜胤の力を手に入れたい弦一郎陣営と、人の在り方を変えるから竜胤の力を使いたくないという九郎陣営の、壮絶な内輪揉めのお話です。基本、主要人物は大体九郎陣営です。

若くして葦名の将に就くほどの実力者で、葦名流と巴流の二つの流派と、背丈ほどもある大弓を使います。ちなみに巴とは、弦一郎の師ですでに亡くなっています。

序盤の慣れていないプレイヤーにとって最初の壁になることが多く、隻狼ではどういう立ち回りをすればいいかを教えてくれる存在になってます。

弦一郎も決して悪い性格ではなく、九郎を幽閉しますが、粗暴な扱いはせず、竜胤の契りも九郎に同意を求めて行おうとしています(断られますが)。彼はただただ葦名の国を必死に救おうとしてるだけなのです。

そんな状況に置かれている弦一郎ですが、プレイヤーからはけっこうオモチャにされてます。理由は色々ありますが、数々の名言に、何も報われない不憫さ、そして狼に敗け続けることが主な理由ですかね。途中、かっこいい演出とともに第二形態を見せてきますが、ネタが分かると逆に弱体化する点も挙げられますね。

なんにせよ、隻狼というゲームになくてはならない人物なので、ネタキャラとして大人気のキャラとなっています(普通に好きな人もいます)。

 

【梟】

 

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 狼の義父。本名は薄井右近左衛門(うすいうこんざえもん)。

決まった主を持たないはぐれ忍びで、大忍びと称されるほど忍びとして強いです。

狼を拾ったのはほんの戯れ。忍びとして育てたのは自分の手駒が欲しかったからか、、、結果として狼をどう思ったかは是非自分でプレイして確かめてみましょう。

「梟」と呼ばれるには二つの要因があります。一つは音の無さ。剣を抜くときや近付く際に音がほとんどしません。ボリュームをあげてよ~く聴けば微かにする程度。狼の倍近い巨躯とは思えないほど素早く軽快に動きます。もう一つが奥義の技。派手な幻のフクロウを出し、派手な攻撃で視界を奪った後、姿をくらませて背後から致命級の一撃を入れる攻撃です。また、忍びらしく卑怯な手を使ったり、手裏剣や爆竹と言った小道具も使います。

こう書いて分かる通り、梟は敵として出てきます(場合によっては戦わない)。梟もとある理由で九郎の竜胤の力を求めます。そしてここで狼が梟に従うか従わないかでストーリーが分岐します。

忍びの中でも絵に描いたような忍びで、基本的に騙し討ちを狙っています。九郎を狙う理由もあり、一部では小物と呼ばれているそうですが、実力は確かで、実際多くのプレイヤーが地獄を見ています。

こんな梟ですが、実はお酒に弱く過去に一心に馬鹿にされたり、目がくりくりとしてたりと、意外とかわいいと評判のキャラです。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

最終的にどうなったかを語りたい気持ちもありますが、色んな人が見てもいいようになるべくネタバレは少なくしたつもりです。ちなみに僕は今隻狼でとある企画を考えているので、形になったら是非見てほしいです。

そして、(この記事で持つ人はそんないないだろうけど)興味を持った人は是非プレイしてみてください。既プレイの人はもっかいやろ?

 

それでは。

 

 

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