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BloodborneのBGMについて語りたい②

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どうも、ブラボのBGMを語る第2弾。今回は終盤のボスのBGMについて。

早速いってみましょう。なお、もちろんネタバレありです。

 

 

 

 

 

 

 

1.The One Reborn

 

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 再誕者の専用BGMです。また今までとはちょっと変わったテイスト。

新たな生命の誕生を表すかのようにストリングスの鼓動音から始まるイントロ。そして生命が少しずつ動き出して、本能のまま暴れだす怪獣。盛り上がりはそんなイメージが合いそうです。そこにブラボお馴染みのコーラスが入ることによって再誕者の誕生を祝福しているような、讃えているような雰囲気がプラスされます。人工的に作られた「獣」の讃美歌。それがこの曲です。

相も変わらずえげつない見た目ですが、再誕者と対峙するまでにもっとヤバい奴らと出会うことになるのでそこまで驚きはなかったですね。というか終盤はもはやコズミックホラーになっているので、なんかもう逆に怖くなくなってます。もしくは啓蒙が高まってる故かもしれませんね。。。

色んな説が飛び交っていますが、僕が考えてるのは再誕者はヤーナム民を大量に攫って結合させたもの。再誕者がいる隠し街ヤハグルは人攫いが多くいますし、最初は主人公も連れてこられますからね。なんでそんなことをしたかというと、人工的に上位者を作りたかったから。誰が?それが次に紹介するBGMのボスです。

 

 

2.Micolash,Host of the Nightmare

 

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悪夢の主、ミコラーシュの専用BGMです。ブラボの癒し系キャラと言われてます。

「悪魔は巡り、そして終わらないものだろう!」それを戦いでも表してます。ミコラーシュ自体はそこまで強いわけではありませんが、仕組みが分からないといつまでも逃げ続けて終わらない戦いになります。そんな終わらない悪夢の中を彷徨っているような曲。

ブラボ内では珍しいピアノが軸となって構成されています。それがまたメンシス学派の異質さを表現しているのかもしれません。

こいつが「メンシス学派」 の親玉みたいなもんですね。「メンシス学派」がどういったもので、なんで再誕者を作ったかは語りません。そういうのを語りだすとめちゃくちゃ長くなりますし、そこまで深くは理解できてないのであしからず。

特徴的なのはやはり頭の檻。これは「メンシスの檻」と言って、この檻は意志を律し、また俗世に対する客観を得る装置でもあり、同時に夢の上位者と交信するための触覚でもあるそうです。もう何言ってるか分かんないね!

あとミコラーシュはセリフが有名。多分ミコラーシュのセリフ全部ファンなら言えるんじゃないでしょうか。ブラボは作中のセリフを英語版と日本語版の両方でプレイできます。どちらも良いですが、ミコラーシュに関しては圧倒的に英語がオススメ。声質とねっとりとした口調が絶妙に合ってます。あと「アッハハハ!おお、マジェスティック!」の物真似は絶対一回はやる。

 

3.Mergo's Wet Nurse

 

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 メルゴーの乳母の専用BGMです。

乳母とあるように、まるで赤子を宥める子守唄を歌っているかのように終始オルゴールのみで構成された曲(正確にはSE的なちょっとした音は入ってる)。

 そんな曲がどこか儚げで悲しげで暗いのはまさにブラボならでは。しかし、戦闘BGMをオルゴールだけにするとは中々大胆ですね。メルゴーの乳母は一切話さないので、ひたすら互いを斬りあう音とオルゴールの音だけが響く空間。なかなかにぞわっとくるものがあります。

メルゴーの乳母の正体はおそらく人工上位者。作ったのはおなじみメンシス学派。素体は多分再誕者。見た目はかけ離れていますが、設定的にそうじゃないかと考えてます。

個人的ブラボ内デザイン賞3位。1位は教区長エミーリアで、2位は次回紹介する時計塔のマリア。マリア様はめちゃくちゃ好き好き大好きですが、ブラボならではで言ったら獣のエミーリアかな、と。

 

 

4.Gehrman,The First Hunter

 

 

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最初の狩人、ゲールマンの専用BGMです。本作のラスボス。

これまでのBGMたちと違って怖さを感じるとこがありません。ひたすら綺麗で悲しい。

この曲は悲しい結末を迎えた物語のエンドロールで流れそうな感じ。全てを洗い流す浄化のような、死者へ送る手向けのような、過去を後悔・懺悔するような、美しさと儚さが特徴的。

 このBGMには歌詞があり、ゲールマンから主人公への警告、優しさを唄っているようです。夢に囚われた狩人が自分と同じ道を行かないよう、せめてもの餞に私の狩りを見せて葬ってあげよう。そんな歌詞らしいです(あくまで考察)。

拠点に最初からいて道を指し示す人物が、ラスボスとして出てくるとは面白いですね。ゲールマンも設定が複雑で色々な話が出ているので僕如きでは語れません(泣)

ソウルシリーズ+ブラボ・隻狼は、ありとあらゆる設定を事細かに作り込んであるのに、最後まであえて全てを語らずにプレイヤーに考察する余地を与えてます。それがきっと大人気になった理由の一つでしょう。

 

5.Moon Presence

 

 

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月の魔物の専用BGMです。本作の真のラスボス。

イントロとアウトロは女性の綺麗な歌声で、ゲールマンの続きのように感じます。しかし本質はそこではなく、それ以外のところ。

イントロが終わったと思ったら急に襲い掛かる強い鼓動のリズム。生命が生きていく上で絶対に遭遇してはいけない相手、どう足掻いても敵わない存在と対峙してしまったかのような絶対的な恐怖と絶望感。途中でコーラスも入ってくると心臓を直接鷲掴みにされているような感覚に支配されます。

ラスボスで盛り上がるのではなくどこまでも絶望させる。まさにブラッドボーンというゲームの真のラスボスを飾るのに相応しい曲です。

月の魔物は上位者で、狩人の夢を作り上げた存在。月の魔物に魅入られるとゲールマンと同じような結末に。

このBGMを聴く場合はこの月の魔物と戦う道を選んだ時だけ。読めない動きに、強制的に体力を1にしてくる攻撃など、上位者として未知でおぞましい力を前に屈する人もいます。トロフィー獲得率はおよそ10%前後。ここまできたのは1割だけと、改めてブラボのヤバさが伝わってきます。

ちなみに月の魔物を倒して見れるエンドは、「幼年期の始まり」。気になる人は自分の目で確かめてみましょう。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。考察も書こうとしましたが、それだとBGM紹介どころではなくなってしまうので諦めました。ま、僕よりはるかに深く考察してる人ばかりですから、一通り遊んで(ほんとに無理ならゲーム実況とか見て)からそういう人たちの考察を見るとけっこう分かりますし、更にブラボの世界にのめり込めるのでオススメです。

ちなみに僕は一応DLCも含めてトロフィーコンプリートしてます。愛用武器は獣狩りの曲刀とアメンの小腕です。あとたまに慈悲の刃と落葉。

次回でブラボBGMは最後です。次が特に語りたいのでどうぞよろしく。

 

それでは。

 

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