BloodborneのBGMについて語りたい①
どうも、Bloodborne(ブラッドボーン)のBGMについて語ります。今回は中盤までのボスのBGMについて。
個人的にゲームBGMで一番好き。ただブラボの世界を説明するように、BGMもどう説明すればいいか分からないので過去一で言ってることが頓珍漢だと思います。だから先に謝っておきます。ごめんね☆ミ
※がっつりネタバレします。ご了承ください。
- 1.Cleric Beast/Vicar Amelia
- 2.Father Gascoigne
- 3.The Witch of Hemwick
- 4.Blood Starved Beast
- 5.Amygdala
- まとめ
1.Cleric Beast/Vicar Amelia
聖職者の獣と教区長エミーリアのBGMです。ブラボの代表的な曲ですね。
特徴的なのはやはりコーラスとストリングス。絶望感、死闘感、高揚感を見事に演出。その上でブラボのどこまでも残酷でどこか魅入られる世界観を見事に表現しています。
ブラボのBGMで特徴的なのはコーラスに歌詞があること。正式な歌詞は公開されていないのか、人によって翻訳がマチマチです。ですが、どうやら女性メインの時は耐え難い獣の衝動と懺悔を、男性メインの時は狩人としての矜持を歌っているっぽいです。まさにブラボの世界観を語っていますね。この曲なくしてブラボは語れない。
このボスたちは悲鳴のような、慟哭のような鳴き声が更にBGMを引き立ててくれます。正直戦っている最中はBGMを聴く余裕なんてまったくないですが、自然とこのBGMを聴くと獣たちの叫び声が再生されるようになってるはず。
聖職者こそ最も恐ろしい獣になる、まさにそれを体現しているボスたちです。ガスコイン神父も最終的に獣化しますが、せいぜい人より少し大きくなる程度。この2匹たちは比べ物にならないくらい巨大な獣となります。
聖職者の獣はブラボの最初のボス。しかし、最初とは思えないほど強いです。ストーリー進行上は戦う必要がないので、スルーした人もいるんじゃないでしょうか。道中が厳しいのもありますが、聖職者の獣のトロフィー獲得率は60%以下。ヤバすぎて笑う。
教区長エミーリアはめちゃくちゃ人気のボス。元が女性ということもあり、獣化も他とは若干違います。獣化したエミーリアが可愛すぎるとケモナーの間で話題沸騰。ちなみに僕もその一人でエミーリア大好き。戦闘は銃パリィ出来ないから好きじゃない。
2.Father Gascoigne
ガスコイン神父の専用BGMです。ストーリー上の最初のボス。この曲はブラボのPVに良く使われていた代表的な曲です。
このBGMは2つに分かれています。1つは狩人のガスコイン、もう1つは獣化したガスコイン時に流れます。
狩人のガスコインは同じフレーズを基本的に繰り返す系ですが、少しずつ音の厚みが増えていき、気付いたらめちゃくちゃ盛り上がってます。イメージ的には最初は静かな波の音だけだったのが、だんだんと気候が荒れてきて最終的に荒れ狂う大海原になっているような感じです。ガスコインは狩人時、2段階に分けて戦い方が変わるので、そういうものを表しているのかもしれません。
ガスコインは体力が少なくなると獣化します。それに伴ってBGMも変化。ハイスピードバトルを表す疾走感、獣化による凶暴さを語る緊張感、残りわずかの命を燃やし尽くすかのような死闘感を感じます。狩人時に比べて余裕がなくなったとも取れますね。
ガスコイン神父はブラボ初心者にとってのでっかい壁。ただでさえ精神的にしんどい世界観に、序盤のボスとは思えない強さ、回復薬も無限ではないのでなくなったらマラソンをしなければいけないなど、初心者の心を全力で折りにきています。事実、ガスコイン神父撃破のトロフィー獲得率はまさかの50%を下回る結果に(現在はもう少し高いです)。ブラボは啓蒙を高めた人でないと発狂するというのが良く分かりますね。
もう一つ、ガスコインと言えば有名な「ヤーナムの少女」のイベント。ヤーナムの少女はガスコイン神父の娘で、父は獣狩りで忙しいから代わりに母を探してきてほしいと頼まれます。このイベント、どう足掻いても必ず悲惨な結末になることから心が蝕まれる人が続出。ハッピーエンドしか味わっていない人には精神的ダメージが大きいのでブラボをプレイするときは覚悟しましょう。
3.The Witch of Hemwick
ヘムウィックの魔女の専用BGMです。ストーリーには関係ありませんが、めちゃくちゃ大切なアイテムが貰えるので1周目は必ず戦いましょう。
これまでのボスとはまた一風変わったボス。「瞳」を求めて目玉を収集する「アイコレクター」、その上位互換です。
戦闘も不気味で、狂気者という敵を召喚して本体は透明化とワープで身を隠すという厄介なボス。狂気者は倒しても無限に召喚されるので無意味。そんなヘムウィックの魔女の不気味さを如実に表している曲です。
最初は静かで、不気味で、おどろおどろしい雰囲気。徐々に徐々に蝕まれるように盛り上がっていきます。そのくせストリングスもコーラスもとても綺麗。いや、綺麗だからこそ不気味なのかもしれませんね。
画像じゃちょっと分かりづらいかもしれませんが、体には無数の目玉を付けています。そして主人公にも魔法で動けなくして目玉を抉り取ってきます。何故目玉を欲してるのか。それは簡単に言うと「瞳」が欲しいから。その「瞳」が何なのかを語ると終わらなくなっちゃうのでいつか違う機会にでも。ちなみに単に目玉を取っても「瞳」を得られるわけではないので、魔女の行為は意味のないただのバカです。タネが分かると弱いボスなので、後ろから内臓攻撃(致命の一撃)をぶちかましましょう。
4.Blood Starved Beast
血に乾いた獣の専用BGMです。このボスもストーリーには関係のないボスですが、このボスを倒さないと手に入らないアイテムやステージがあるので、出来る限り倒したいです。
イントロの破壊力が何よりもすごい。全ての楽器が血に乾いた獣と共に叫んでいるよう。やべーやつ感、緊迫感が一瞬で伝わります。イントロがこの曲の全て。
もちろんイントロ以外も良いです。盛り上がりと静かを交互に繰り返し、ブラボのテーマである死闘感もしっかり表現しています。
背中から全身の皮がベロリと剥がれていて、常に血を撒き散らし、故に血に乾いた獣。ヘムウィックの魔女に引き続きえげつない見た目です。まあ、まともな見た目のほうが少ないんですが。。。
素早く読み辛い動きに、撒き散らす血に毒性があることから少々面倒な敵。ブラボの毒はかなり厄介なので毒対策は必須です。
後ろからの内臓攻撃を入れやすいので積極的に狙うといいでしょう。また、そういう一面もあってか、とあるエリアでモブとして出てきます。所詮は序盤のボスなので聖職者の獣、ガスコイン神父を倒せた人なら大丈夫だと思います。
、、、今更だけど内臓攻撃ってエグすぎない?(困惑)
5.Amygdala
上位者アメンドーズとの専用戦闘BGMです。英語だと「アメイダーラ」って言ってる、、、と思います。
金管楽器と打楽器が火を噴く曲。前半はストリングスによる美しい音色で構成されていますが、後半になるにつれ、金管と打楽器どんどん強くなっていきます。コーラスも相まって、人の叡智を超えた存在であり、崇め奉られるように認識させられるような曲。
どことなくハリウッドアクション映画に流れてそうなイメージを勝手に持っています。多分原因は一番最後の〆のとこだと思いますが。。。
上位者とは、簡単に言えば神様、もしくは神に近しい存在のことです。様々な上位者がおり、アメンドーズはその中でもよく見かけるようになります。
アメンドーズは完全に立ち寄り系ボス。トロコンを目指すか、聖杯ダンジョンをやりたい人以外はやる必要がありません。アメンドーズがいるエリアはブラボ屈指のしんどいエリアなので、諦めた人もいるんじゃないでしょうか。
そしてほんと気持ち悪い見た目。頭は肉塊を網目状の石で覆ってる感じ。ビームを撃ってきますが、その時に肉塊から網目状の石からはち切れんばかりの無数の眼を出してきます。あれが本当に気持ち悪い。
ちなみに他の上位者も軒並み気持ち悪いです。クトゥルフ神話をモチーフにしてるらしいので、クトゥルフ神話に耐性がある人ならばブラボをプレイ出来ると思います、はい。
まとめ
いかがだったでしょうか。ブラボの世界観は凄すぎて僕じゃ言葉で表現しきれません。あのゲームほど自分でやらなきゃ伝わらないのはあまりないと思います。なので、自分いけるな、と思う人は是非プレイしてみてくれるととても嬉しいです。
ちなみにダンジョンボスやローゲリウス、ヤーナムの影などのBGMは語りません。好きだけど、語りたいほどではないので。。。
ブラボはゲームBGMで一番好きですが、同時に口にしたくなるセリフ数ナンバーワンでもあります。あの独特な言い回しに特徴的なキャラ。凄すぎる世界観もあって最高に好き。
それでは。
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