ホロウナイトのBGMを語りたい①
どうも、今回は今ドハマりしているホロウナイトというゲームのBGMについて語ります。
どういうゲームかはHollow Knight - Wikipediaを見てください。
どれもすごく良いBGMですが、その中でも今回は代表的な曲について語ります。
(どれが代表的な曲かは独断で決めてます。)
なお、未プレイの人にはがっつりネタバレになるので注意してください。
1.Hollow Knight
スタート画面で流れる最初のBGM。
タイトルがホロウナイトとある通り、このゲームの世界観を全て物語っていると言っても過言ではないでしょう。
ピアノとヴァイオリンのデュエットで構成されたこの曲は、どこか悲しげで、儚げで、虚しさを感じます。ピアノもヴァイオリンもリバーブ(反響)は強め。音が良く響いています。空間の中が空っぽであるほど、音は良く響きます。
きっとこの曲は【虚無の心】を持つ者を語っているのでしょう。
例えばそう、主人公のように。
2.Dirtmouth
ダートマウスは拠点となる場所。安らぐ落ち着いた感じや楽しく明るいBGMが使われやすいですが、ホロウナイトはまさに逆のテイストを取り入れています。
冒険が始まり、最初に聴くBGMが悲壮感と静寂感漂う悲しいBGM。攻めっ攻めですね。
ダートマウスはかつての王国ハロウネストの入り口。きっと昔は多くの人(ムシ)で賑わっていたのでしょう。それが今や孤独な老人ただ一人です。(ストーリーを進める事にNPCは増えていきます)
一体ハロウネストに何があったのか。放浪者(主人公)は悲惨な物語があったとしても足を踏み入れたくなる。
悲しいBGMと廃れたダートマウスのマッチ度が逆に探求欲を掻き立てる、とてもグッドなBGMです。
3.Crossroads
忘れられた交叉路のBGM。
最初のステージにして最後のステージ。そして色んなNPCがいて、様々なステージに繋がっていることから道中何度も訪れることになります。
タイトル・最初の拠点と哀しいBGMが続いていましたが、ここから冒険の始まりだと告げるように、似たようなニュアンスを残しつつも曲調が少し変わってきます。
静かながらもどこか厳かな感じがするこのBGMは、ハロウネストのかつて栄光の残滓を表現していると解釈しています。
そして各ステージの特徴でもあるのですが、敵と遭遇するとBGMが変化します。
忘れられた交叉路ではプレイヤーの緊張感を煽るように、ストリングスで心臓の鼓動を表しています。このフェードインしてくる感じが好きです。
そして終盤になると次のステージへ移るかのように民族っぽいテイストが加えられます。
2分半しかないにも関わらず様々な展開を見せるこの曲は、まさに最初のステージにぴったりでしょう。
4.Gods&Glory
このBGMは代表的、というよりは嫌というほど聴くことになるBGMですね。
ホロウナイトの全てのボスと戦える[神の家]。その中にある連続でボスを倒さなくてはいけない五つの神殿のテーマ曲。
神殿とだけあって、まさに神話の戦いを彷彿とさせる壮大なイントロから始まり、ボスに合わせて様々な展開を見せます。
時に激しく、時に重く、時に優雅に、特に華やかに。
一つの曲として一貫性を持ちつつも、各ボスと性質をしっかりと表せるとてもエクレントなBGM。プレイ中はあまり聴いてる余裕はないかもしれませんが、少し耳を傾けてはいかがでしょうか。
5.Sealed Vessel
ラスボスのホロウナイトのBGM。
ハロウネストの悲劇、そしてホロウナイト、もとい純粋なる器の慟哭にも似た曲です。
ホロウナイトのBGMで最も長く、5分半ほどもあります。
最初の展開はホロウナイトとの戦闘をイメージされています。ラスボスらしく厳かなで高圧的、なのにどこか哀しさを感じさせる、、、そんな感じ。
器となって、鎖に巻かれ汚染されても、自傷してまで抗うホロウナイトの悲痛の叫びで前半は締めくくられます。
中盤になると前半の力強さはなくなり、ハロウネストの今までを振り返るかの如く哀しいフレーズを繰り返します。
これまで、何か一つでも救いがあっただろうか、そう思うくらいに。
そして死に絶える後半、残ったのはまた音の響く虚無だけ。
このBGMは一貫して哀しさが強調されているように思えます。まさにホロウナイトというゲームの締めくくりに相応しい曲。
ホロウナイトに、救いはない。
・まとめ
いかがだったでしょうか。あくまで個人の感想であり、偏見で語っているだけですのでもしかしたら僕の解釈にモヤっとするかもですが、そこはご了承ください。
今回はホロウナイトの代表的な曲ということで5曲紹介しました。
次回は僕の特に好きなBGMについて語ろうと思います。
あんなBGMやこんなBGMを紹介するので是非お楽しみに。
それでは。
ホロウナイトのBGMを語りたい②、③はこちら↓↓↓